保険料を安くする(割引制度)

1. 割引制度は、忘れずに使おう 2. 運転者年齢条件 3. 家族限定特約
4. ゴールド免許 5. 安全装備車割引 6. 盗難防止装置割引
7. エコカー割引 8. 4WD車割引 9. 福祉車両割引


1.割引制度は、忘れずに使おう

 保険会社では、様々な条件に基づいて保険料を割り引く制度を設けています。割引制度の種類にもよりますが、対人賠償・対物賠償・搭乗者傷害・人身傷害・車両保険などの保険料が、個々に5〜10%程度割り引かれます

 例えば割引前の保険料が10万円であり、4つの割引(各々5%割引=95%)が適用となる場合、 10万円×95%×95%×95%×95% ≒ 81,500円
となります。つまり、2万円近く安くなるんです。
 保険期日ギリギリにアセって更新すると、せっかく使える割引制度を見逃してしまいがちです。自分(の車)とマッチする割引制度を ぬかりなく 選び出してトクしちゃいましょう。

 なお、嘘の申告をして得しようとするのは絶対にやめましょう。仮に事故を起こして保険金を受け取ることになった場合、虚偽申告により保険金が出ないことがあるかもしれません。


2.運転者年齢条件で安くなる

 運転者年令条件(運転者年齢 XX 歳未満 不担保特約)とは、運転者の年齢制限を設けることにより、保険料を割り引く特約です。年齢制限区分は、「全年齢担保」、「20歳以上担保(21歳未満不担保)「25歳以上担保(26歳未満不担保)「30歳以上担保(31歳未満不担保)、「35歳以上担保」などがあります。年齢制限が一番厳しい「35歳以上担保」が、一番安くなります。夫婦ともに一定年齢以上の場合は、この年齢条件の特約を選んだほうがお得です。
 なお、「あと数ヶ月で30歳になるのに・・・、チェッ!」という方もいらっしゃるかと思います。そのような場合は、誕生日以降の日に「30歳になったので、『30歳以上担保』の特約に変更してください」と保険会社へ伝えれば、残りの月数分の保険料差額(少額ですが)が返ってきます。あと数ヶ月だからといって「申込時に無理に年齢条件を上げる」のだけはキケンなのでやめましょう。


3.家族限定特約で安くなる

 家族限定特約とは、運転者の範囲を記名被保険者と家族(配偶者、同居の親族、別居の子供<未婚者>)に限定することにより、割引となるもの。ただし、家族以外の人が運転して事故を起したときは保険が支払われないので、注意が必要。
 なお、「家族運転特約」という表現の場合、「付帯しない」を選択すれば、家族限定の割引を受けられます。


4.ゴールド免許で安くなる

 ゴールド免許は、過去5年間、無事故・無違反であった運転者にのみ与えられる免許です。該当者の免許証は、「平成○○年の誕生日まで有効」という文字の背景ラインが金色になっているので、すぐに判別がつきます。
 この免許を持っている運転者は、事故を起こすリスクが少ないという判断から、保険会社の中には「ゴールド免許割引」という割引制度を設けて、数%〜10%程度の保険料を割り引いています。該当者は、忘れずに割引適用を受けましょう。


5.安全装備車割引で安くなる

■エアバッグ割引

 SRSエアバッグとは、衝突の瞬間に風船のような袋をふくらませて搭乗者をソフトに受け止める装置をいいます。エアバッグ割引とは、自動車にSRSエアバッグが装備されている場合に、搭乗者傷害保険や人身傷害保険の保険料が割り引かれるものです。エアバッグには、「運転席のみ」、「デュアルエアバッグ(運転席と助手席に装備)」、「サイドエアバッグ(側面の衝撃を和らげるもの)」があります。最近の新車は、安全性を更に高めるため、デュアルエアバッグが標準装備されているものが多いようです。
 なお、SRSとは補助拘束装置(Supplemental Restraint System)の略称です。

■ABS割引

 ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)とは、急ブレーキをかけたときや、滑りやすい道でブレーキをかけたときに電子制御で車輪がロックするのを防ぐ装置のことをいいます。
ABS割引とは、ABSが装備されている自動車であれば、エアバッグ割引同様、保険料が割り引かれるものです(対人・対物・搭乗者などが対象)。最近の新車は、ABSが標準装備されているものが多いようです。

■横滑り防止装置

 横滑り防止装置とは、ハンドルの急操作や滑りやすい路面での横滑りを感知すると、各車輪に適切にブレーキをかけて、自動車の走行を安定させる(進行方向を保つよう制御)装置です。保険会社によっては、これが装備されていると保険料が割り引かれます(対人・対物・搭乗者などが対象)。
 なお、横滑り防止装置は、VSC(トヨタ)、VDC(日産)、VSA(ホンダ)、DSC(マツダ)、VDC(スバル)、DCS(ダイハツ)、VST(スズキ)等々、メーカーによって呼び名がまちまちです。

■衝突安全ボディー割引

 衝撃吸収構造のボディー(所定の基準を満たしたもの)である自動車の場合に、搭乗者傷害保険や人身傷害保険などの保険料が割り引かれるものです。
 なお、衝突安全ボディは、GOA(トヨタ)、ゾーンボディ(日産)、G-CON(ホンダ)等々、メーカーによって呼び名がまちまちです。


6.盗難防止装置割引で安くなる

■盗難防止装置とは

 自動車(車両・部品・付属品・車内の物品)の盗難を防ぐための装置をいいます。この盗難防止装置が付いていると、保険会社によっては車両保険が割り引かれることがあります。ただし、盗難防止装置としての割引対象は、後述のイモビライザーや盗難車追跡装置(後述)、盗難異常通報装置(後述)などに限定され、単なる警報機は割引対象とならないことが多いようです(保険会社によりまちまちです)。割引対象となる盗難防止装置は、以下の通りです。

■イモビライザー

 イモビライザーとは、エンジンキーのIDコードと車両本体内IDコードが一致しないとエンジンが始動しない電子式のロック装置(電子キー)のことをいいます。余談ですが、盗難防止のためには、従来の鍵 と イモビライザー の併用が一番効果的のようです。

■盗難車追跡装置(GPS追尾システム)

 GPS、PHS、携帯電話等により盗難車両の位置を車両の外部で把握することができる仕組みを有する装置をいいます。「ココセコム(セコム)」「カービィボックス(綜合警備保障)」などがこれに該当します。ちなみに、ココセコムの「位置情報サービス」の場合、月額 千円弱 と格安です。

■盗難異常通報装置

 車両に取り付けられたセンサーによって車両の異常を検知し、電話回線等を通じて警備会社等に通報する仕組みの装置をいいます。


7.エコカー割引で安くなる

 エコカーとは、低公害自動車、低燃料(低燃費)自動車、低排出ガス自動車など、環境に優しいエコロジカル・カーのことをいいます。具体的には、ハイブリッド車、電気自動車、メタノール車、天然ガス自動車、電気自動車、水素自動車などがあります。
 エコカー割引は、このような低公害・低燃費・低排出自動車である場合(自動車取得税の軽減措置の対象となるエコカー等)に適用される割引制度です。
 「グリーン税制(※)に基づく低排出ガス車」は、エコカー割引の対象としている場合もありますが、対象とならない保険会社もあります。各社の規定もしくは問い合わせににて御確認ください。

(※)グリーン税制 … 規定の燃料基準をクリアし、2000年の排気ガス規制値を基準に、それより75%以上クリーンな車種を★★★(超-低排出ガス)、50%以上を★★(優-低排出ガス)、25%以上を★(良-低排出ガス)として、レベルに応じて自動車税と取得税を軽減するしくみ。


8.4WD車割引で安くなる

 4WD車割引(4輪駆動車割引)とは、契約車が自家用乗用車(3.5.7.ナンバー)の4WD車なら、保険料が割引となるものです。ただし、軽自動車は対象外となっています。
 4WD車は、エンジンの動力を4つの車輪全てに伝達して走ることから2輪駆動車よりも安全性が高くなっており、、このような割引が適用されているものです(一部の保険会社が採用)。


9.福祉車両割引で安くなる

 消費税が非課税となるような「福祉車両」の場合は、保険料が割り引かれるというものです。